問19 給湯設備
給湯設備のエネルギー効率に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.エコジョーズは、高効率のガス給湯器であり、従来型に比べて燃焼効率が高く、二酸化炭素の排出量を低減できる。
2.太陽熱温水器は、太陽光を利用して水を温める設備であり、運用コストがほとんどかからないため、長期的に見れば経済的である。
3.瞬間湯沸かし器は、使用するたびに必要な量の水だけを加熱するため、タンク式給湯器に比べてエネルギー効率が低い。
4.ヒートポンプ式給湯器は、外気から熱を取り込んで水を温めるため、冬場の低温下では効率が著しく低下することがある。
問19 解答
正解 3 (難易度:B)
1.○ 正しい。エコジョーズは、従来型のガス給湯器に比べて燃焼効率が高いため、エネルギー効率が良く、二酸化炭素の排出量を削減できる点で環境に優しい設備とされる。
2.○ 正しい。太陽熱温水器は、太陽光を利用して水を温めるため、運用中のエネルギーコストが非常に低く、環境にやさしい給湯方法の一つである。
3.× 不適切。瞬間湯沸かし器は、使用する際に必要な水量だけを加熱するため、無駄なエネルギー消費を抑えることができ、タンク式給湯器に比べてエネルギー効率が良いとされる。この選択肢の記述は、瞬間湯沸かし器のエネルギー効率に関する誤解を示している。
4.○ 正しい。ヒートポンプ式給湯器は、外気から熱を取り込むため、気温が低い冬場では効率が低下する可能性があるが、一般的には高いエネルギー効率を持つ。しかし、設計によっては低温下でも比較的効率よく運用できるものもある。
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