問9 標準管理規約
あるマンション管理組合の理事会が、以下の事項について決議を行った。これらの事項に関する次の記述のうち、標準管理規約(単棟型)によれば、最も不適切なものはどれか。
1 総会の承認を経ないで、管理組合の理事長を選出した。
2 管理組合の共用部分の大規模修繕工事の実施計画を理事会の決議で決定した。
3 管理組合の予算案を理事会で作成し、総会に提出することを決議した。
4 組合員の一部から提案された管理規約の改正案を理事会で却下した。
問9 解答
正解 2 (難易度:B)
各選択肢の解説は以下の通りです:
1.○ 適切な記述。標準管理規約(単棟型)において、理事長の選出は理事会の権限であり、総会の承認を必要としない(管理組合規約参照)。
2.× 不適切な記述。大規模修繕工事の実施計画は、管理組合全体に影響を及ぼす重要事項であるため、総会の決議を経る必要がある。理事会のみの決議で決定することは標準管理規約(単棟型)に反する(管理組合規約参照)。
3.○ 適切な記述。予算案の作成は理事会の職務であり、最終的な承認は総会で行われる(管理組合規約参照)。
4.○ 適切な記述。管理規約の改正案については、理事会が検討し、必要に応じて却下することができる。最終的な改正は総会の決議によって行われる(管理組合規約参照)。
コメント