４－５マンションの管理業務に関する次の記述のうち、標準管理委託契約書に基づいて、適切なものはどれか。

問５　標準管理委託契約書

マンションの管理業務に関する次の記述のうち、標準管理委託契約書に基づいて、適切なものはどれか。

ア　管理業務の範囲内で、緊急時の修繕は、管理組合の承認なしに、マンション管理業者が独自に判断し実施することができる。

イ　マンションの共有部分の清掃業務は、管理組合が別途外部業者に委託することが一般的であり、標準管理委託契約書に含まれない。

ウ　マンションの長期修繕計画においては、管理業者は計画案を作成し、その実施にあたっては管理組合の承認を得ることが必要である。

１　ア

２　イ

３　ウ

４　ア・イ

５　ア・ウ

問５　解答

正解　３　（難易度：B）

ア．×　不適切な記述。標準管理委託契約書によれば、緊急時の修繕については、可能な限り管理組合の承認を得ることが望ましいとされています。ただし、緊急性が高く、承認を待つことが不可能な場合のみ、管理業者が独自に判断して行うことが許されます。この記述は緊急時修繕の条件を誤解しています。

イ．×　不適切な記述。マンションの共有部分の清掃業務は、標準管理委託契約書において、一般的にマンション管理業者の業務範囲内とされています。管理組合が外部業者に委託することも可能ですが、これが一般的であるとは限りません。この記述は清掃業務の委託に関する一般的な理解を誤っています。

ウ．○　適切な記述。長期修繕計画においては、マンション管理業者が計画案を作成し、その実施に際しては管理組合の承認を得ることが必要です。この業務は管理業者の重要な責務の一つであり、計画の策定と実施の両方において管理組合の関与が必須です。この記述は長期修繕計画に関する正確な理解を反映しています。

以上の理由から、ウの記述が適切であるため、正解は「３　ウ」です。過去問との類似性についての情報は特にありませんでした。