令和5年度問15 消防法に規定する防火管理者が行わなければならない業務に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

令和5年度本試験

問15 消防法

1 防火管理者として選任された旨の都道府県知事への届出

2 消防計画に基づく消火、通報及び避難の訓練の実施

3 消防の用に供する設備等の点検及び整備

4 避難又は防火上必要な構造及び設備の維持管理

問15 解答

正解 1 (難易度:B)

1.× 不適切。消防法において防火管理者として選任された旨の届出は、実際には施設の所有者や管理者が行うものであり、防火管理者自身が直接行う業務ではありません。したがって、この記述は防火管理者の業務に関するものとしては不適切です。

2.○ 正しい。消防法及び関連する消防計画に基づき、防火管理者は消火、通報及び避難の訓練を実施する責任を負います。これは、火災発生時の迅速な対応と安全確保のために重要な業務です。

3.○ 正しい。防火管理者は、消防の用に供する設備等の点検及び整備を行う責任があります。これには、消火器や火災報知器などの点検や適切な状態の維持が含まれます。

4.○ 正しい。防火管理者は、避難や防火上必要な構造及び設備の維持管理を行う責任があります。これには、避難経路の確保や防火扉の機能維持などが含まれます。

不正解の選択肢1は、防火管理者の直接的な業務ではなく、施設の所有者や管理者が行う届出に関する誤解に基づいています。防火管理者は消火、通報、避難訓練の実施、消防設備の点検及び整備、構造及び設備の維持管理などの業務に責任を持ちます。

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