問48 マンション管理業者に関する責務と法律遵守についての記述のうち、マンション管理適正化法に基づいて最も不適切なものはどれか。

パート3

1 マンション管理業者は、管理組合からの委託を受けて修繕積立金等金銭を管理する際には、管理組合の利益を最優先し、適切な資産運用を行う責務がある。

2 マンション管理業者は、区分所有者から徴収した修繕積立金等金銭を、管理組合とは異なる法人名義の口座に預け、その利息を自社の収益として計上してはならない。

3 マンション管理業者は、管理組合と共に修繕積立金等の運用に関する基本方針を設定し、その実施状況を管理組合に対して定期的に報告する責務がある。

4 マンション管理業者は、区分所有者から徴収した修繕積立金等金銭を管理する際には、それらの金銭の安全と透明性を確保するために必要な措置を講じなければならない。

問48 解答

正解 2 (難易度 B)

1.× 解説:マンション管理業者は管理組合の利益を最優先し、適切な資産運用を行う責務があるのは正しい。これはマンション管理適正化法に基づいている。

2.○ 正しい。マンション管理業者は区分所有者から徴収した修繕積立金等金銭を異なる法人名義の口座に預け、その利息を自社の収益として計上することは法律に違反する。マンション管理適正化法に基づき、修繕積立金等は管理組合の財産であり、管理業者はそれを適切に管理し、利息等も管理組合の資産として扱わなければならない。

3.× 解説:マンション管理業者は、管理組合と共に修繕積立金等の運用に関する基本方針を設定し、その実施状況を管理組合に対して定期的に報告する責務があるのは正しい。これは透明性と信頼関係の確保を目的としている。

4.× 解説:マンション管理業者は、区分所有者から徴収した修繕積立金等金銭を管理する際に、それらの金銭の安全と透明性を確保するために必要な措置を講じなければならないのは正しい。これもマンション管理適正化法に基づいている。

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