ア 議決権の10%以上を有する組合員が議事録の訂正を求めたが、議長がこれを無視して議事を進めた。
イ 新しい管理組合の理事を選出する議案について、立候補者それぞれに対する賛否の投票を実施した。
ウ 議事進行中に組合員が突如として議題外の問題を提起したが、議長がこれを受け入れ、議題外の問題について議論を始めた。
エ 議事録の作成者が議決事項を誤って記載したため、議長が議事録を訂正し、訂正後の議事録を組合員に配布した。
1 一つ
2 二つ
3 三つ
4 四つ
問32 解答
正解: 二つ(難易度: B)
以下の解説において、”標準管理規約”は『マンションの管理の実務(第6版)』及び『マンションの管理運営ガイドブック』に基づいて解説します。
ア:
× 不適切
議決権の10%以上を有する組合員が議事録の訂正を求める場合、議長はこれを無視してはならない。標準管理規約によれば、議長は議事を適切に進行させる責任があり、議事録の訂正要求は重要な事項であるため、これを適切に取り扱う必要がある(標準管理規約、議事進行の節)。
イ:
○ 適切
管理組合の理事を選出する議案について、立候補者それぞれに対する賛否の投票を実施するのは通常の手続きであり、標準管理規約に従った適切な手続きである(標準管理規約、投票の節)。
ウ:
× 不適切
議事進行中に組合員が議題外の問題を提起した場合、議長はこれを受け入れて議論を始めることはできない。標準管理規約によれば、議長は議事を適切に進行させ、議題外の問題の提起は避ける必要がある(標準管理規約、議事進行の節)。
エ:
○ 適切
議事録の作成者が議決事項を誤って記載した場合、議長は議事録を訂正し、訂正後の議事録を組合員に配布することは適切である。標準管理規約によれば、議事録の作成及び訂正は議長の責任であり、議事録は正確である必要がある(標準管理規約、議事録の節)。
以上の解説により、不適切な記述はアとウの二つであることが分かります
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