1 マンション管理業者は、管理組合が必要とする事務処理や書類作成を代行し、それらの書類を管理組合に提供する。
2 マンション管理業者は、管理組合の設立総会において、管理規約の改正案を作成し、組合員に提案する。
3 マンション管理業者は、定期的に管理組合の組合員への連絡事項をまとめ、管理組合の書記を通じて組合員に配布する。
4 マンション管理業者は、管理対象部分に関する設備点検や定期検査等の結果を管理組合に報告し、必要に応じて改善策を提案し、管理組合と協力して改善を実施する。
問6 解答
正解 1 (難易度C)
1.○ 正しい。標準管理委託契約書「別表第1 事務管理業務」において、マンション管理業者は、管理組合が必要とする事務処理や書類作成を代行し、それらの書類を管理組合に提供することが求められている。
2.× マンション管理業者は、管理規約の改正案を作成する役割はなく、管理組合がその役割を担う。管理業者は、管理組合の要望に応じて情報提供やアドバイスを行うことが求められる。
3.× マンション管理業者が定期的に組合員への連絡事項をまとめる役割はあるが、それらを直接組合員に配布するのではなく、管理組合に提供し、管理組合が組合員に配布することが適切である。
4.× マンション管理業者は確かに管理対象部分に関する設備点検や定期検査等の結果を管理組合に報告し、必要に応じて改善策を提案するが、改善の実施に関しては管理組合が主体となるべきであり、管理業者は協力する立場である。選択肢1がより適切であるため、この選択肢は正解ではない。
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