問21 外壁 マンションの外壁に発生するさまざまな問題に対する対処方法に関する次の記述のうち、「建築保全標準・同解説 JAMS4-RC 補修・改修設計規準」(一般社団法人 日本建築学会)によれば、最も不適切なものはどれか。

パート2

1 ひび割れについては、ひび割れの範囲を確認し、必要に応じて補修モルタルを使用して補修した。

2 コーキングの劣化については、古いコーキング材を完全に除去し、新しいコーキング材で補修した。

3 アルギン酸塩の発生については、硬いブラシを用いて掻き取り、その後、水洗いを行った。

4 塗膜の剥がれについては、ワイヤブラシやサンディングペーパーを用いて旧塗膜を除去し、その後、新たに塗装を行った。

問21 解答

正解 3 (難易度:C)

1.○ 正しい
ひび割れに対する対処として、ひび割れの範囲を確認し、補修モルタルを使用して補修する方法は、「建築保全標準・同解説 JAMS4-RC 補修・改修設計規準」に準拠している。

2.○ 正しい
コーキングの劣化に対する対処として、古いコーキング材を除去し、新しいコーキング材で補修する方法は、「建築保全標準・同解説 JAMS4-RC 補修・改修設計規準」に準拠している。

3.× 解説
アルギン酸塩の発生に対する対処方法として、硬いブラシを用いて掻き取り、その後、水洗いを行う方法は、「建築保全標準・同解説 JAMS4-RC 補修・改修設計規準」には明示されていない。また、アルギン酸塩の発生という表現は不適切であり、通常、アルカリ-シリカ反応(ASR)や塩害などの具体的な現象を指す表現を使用する。

4.○ 正しい
塗膜の剥がれに対する対処として、ワイヤブラシやサンディングペーパーを用いて旧塗膜を除去し、その後、新たに塗装を行う方法は、「建築保全標準・同解説 JAMS4-RC 補修・改修設計規準」に準拠している。

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