1 補修箇所のクラック幅が0.2mm以下で、外部からの水の侵入が懸念されない場合には、表面のクラックシール処理だけを行った。
2 補修箇所のクラック幅が0.5mm以上で、外部からの水の侵入が確認された場合には、エポキシ樹脂注入法を採用した。
3 補修箇所のクラック幅が1.0mm以上で、補修箇所の周囲にさらなる損傷が懸念される場合には、炭素繊維シート(CFRP)による補強を行った。
4 補修箇所に対する補修・補強方法の選定において、建物の利用目的や構造性能、外部環境条件等を考慮しなかった。
問20 解答
正解: 4 (難易度B)
○ 正しい: 「鉄筋コンクリート構造の補修・補強指針2013」(公益社団法人 日本コンクリート工学会)において、クラック幅が0.2mm以下で外部からの水の侵入が懸念されない場合には、表面のクラックシール処理だけを行うという内容が含まれている可能性があります。
○ 正しい: 同指針において、クラック幅が0.5mm以上で外部からの水の侵入が確認された場合には、エポキシ樹脂注入法を採用するという内容が含まれている可能性があります。
○ 正しい: 同指針において、クラック幅が1.0mm以上で補修箇所の周囲にさらなる損傷が懸念される場合には、炭素繊維シート(CFRP)による補強を行うという内容が含まれている可能性があります。
× 不適切: 建物の利用目的や構造性能、外部環境条件等を考慮せずに補修・補強方法の選定を行うことは、不適切であると考えられます。これらの要因は、補修・補強方法の選定において重要であり、「鉄筋コンクリート構造の補修・補強指針2013」においてもこれらの要因を考慮することが推奨されている可能性があります。
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