【問　27】　長期修繕計画の実施における管理組合の責務に関する次の記述のうち、長期修繕計画作成ガイドラインによれば、正しいものはいくつあるか。

ア　管理組合は、長期修繕計画を実施するにあたり、専門家の意見やアドバイスを収集し、その上で具体的な工事内容や時期を決定することが望ましい。

イ　管理組合は、計画の途中で予期せぬ建物の劣化や損傷が発覚した場合、それを無視し元の計画通りに進めることが重要である。

ウ　管理組合は、計画の実施過程で区分所有者からの質問や要望があった場合、これを適切に取り扱い、必要な情報の提供や説明を行うことが必要である。

エ　管理組合は、長期修繕計画の実施に伴う工事が完了した後、その結果を区分所有者に報告し、適時な情報共有を図ることが重要である。

１　一つ

２　二つ

３　三つ

４　四つ

問２７　解答

正解　３　（難易度：B）

ア　○　正しい

マンションの長期修繕計画を実施する際には、専門家の意見やアドバイスを取り入れることで、より具体的で適切な計画を策定することが望まれる。

イ　×　解説

予期せぬ建物の劣化や損傷が発覚した場合、それを無視するのは不適切であり、計画の見直しや対応が必要となる場合がある。安全性や住み心地を維持する観点から、適切な措置が求められる。

ウ　○　正しい

管理組合は、区分所有者とのコミュニケーションを適切に取ることが重要である。特に、長期修繕計画の途中での質問や要望に対しては、適切に応じ、情報の提供や説明を行うことが求められる。

エ　○　正しい

長期修繕計画の実施結果を区分所有者に報告し、情報共有を図ることは、組合の透明性を保ち、組合員間の信頼を維持するために重要である。