【問 22】 住戸内のエアコンの設備と運用に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

パート1

1 エアコンのインバータ制御とは、圧縮機の回転数を変更することで適切な冷暖房量を供給し、効率的なエネルギー消費を実現するものである。

2 エアコンの風量設定とは、使用者が希望する快適性に合わせ、冷暖房時の風の強さを調整できる機能である。

3 フィルター自動洗浄機能とは、エアコンの使用中にフィルターが自動的に洗浄され、定期的な手動のフィルター清掃の必要がなくなるものである。

4 エアコンのSEER値とは、夏季の冷房時の年間総消費電力をもとに、冷暖房能力を1ℓ/minの水の温度変化で評価するものである。

問22 解答

正解 4 (難易度:C)

1.○ 正しい
インバータ制御は、エアコンの圧縮機の回転数を変えることで、必要な冷暖房量を維持しながら効率的なエネルギー消費を実現する技術です。

2.○ 正しい
風量設定は、使用者の好みや部屋の大きさに合わせてエアコンの風の強さを調整するための機能です。

3.○ 正しい
フィルター自動洗浄機能は、使用中にフィルターを自動的にクリーニングし、定期的な手動のフィルター清掃の手間を減らす機能です。

4.× 解説
エアコンのSEER(Seasonal Energy Efficiency Ratio)値は、冷房時のエネルギー効率を示す指標です。しかし、この値は「1ℓ/minの水の温度変化」という基準で評価されるものではありません。実際には、夏季の冷房時の年間総消費電力と冷房能力に基づいて算出されます。

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