【問 20】 管理業務主任者として、マンションの外壁の雨漏りの対応を検討する際、以下の対策方法の中で、「建物の外部仕上げの施工と保守に関する技術指針」(公益社団法人 日本建築学会)によれば、最も不適切なものはどれか。

パート1

1 多雨地帯に位置するマンションの外壁に、高透湿性のシリコン樹脂系塗料を適用した。

2 海沿いの塩害を受けやすいマンションの外壁に、アクリル樹脂系防水塗料を適用した。

3 高層のマンションの外壁に、遮熱性のあるポリウレタン系塗料を適用した。

4 日照時間が短い北向きの外壁に、光触媒機能を持つ塗料を適用した。

問20 解答

正解 2 (難易度:C)

1.× 解説:「建物の外部仕上げの施工と保守に関する技術指針」によれば、多雨地帯に位置する建物の外壁には、高透湿性の塗料の適用が推奨されている。これにより、内部からの湿気の透過が良好になり、結露のリスクを低減できる。

2.○ 正しい:海沿いの塩害を受けやすい場所では、塩分の侵入を防ぐために、塩害対応の特性を持つ塗料の使用が推奨されている。アクリル樹脂系防水塗料は、その特性を持たないため、塩害の影響を受けやすい地域での使用は不適切とされている。

3.× 解説:高層のマンションでは、日射熱が直接外壁に当たるため、遮熱性のある塗料の使用が推奨されている。このような塗料を使用することで、夏季の室内温度の上昇を抑えることができる。

4.× 解説:日照時間が短い北向きの外壁では、光触媒機能を持つ塗料を使用することで、太陽光を活用して外壁の汚れを分解し、自己清浄機能を発揮させることができる。このため、この選択肢に記述されている方法は適切である。

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