【問 16】 管理組合の資産に関する次の記述のうち、標準管理規約(単棟型)によれば、最も不適切なものはどれか。

パート1

1 管理組合の資産は、理事長の承認を得て外部の金融機関に預けられ、その利息は管理組合の収入として計上される。

2 管理組合が共有部分に設置した設備の取り扱いや更新に関する費用は、収支予算に計上する必要がある。

3 管理組合の資産として受け入れられる寄付や贈与は、通常総会の承認を得ることなく、理事長の判断で受け入れることができる。

4 資産の売却や担保設定の際には、通常総会の特別決議を経る必要がある。

正解 3 (難易度B)

1.○ 正しい
標準管理規約において、管理組合の資産は理事長の承認のもとに外部の金融機関に預けることが可能とされている。そして、その金融機関から受け取る利息は、管理組合の収入として計上することができる。

2.○ 正しい
共有部分に設置された設備の取り扱いや更新に関する費用は、管理組合の重要な出費となるため、これを収支予算に計上することは標準管理規約に従った適切な管理の一環である。

3.× 解説
管理組合の資産として受け入れられる寄付や贈与について、通常総会の承認なしに理事長の判断だけで受け入れることができるという記述は不適切である。大きな資産の移動や取得については、組合員全体の合意を得るために通常総会での承認が必要とされる。

4.○ 正しい
管理組合の資産の売却や担保設定は、組合の財産状況に大きく関わる重要な決定であるため、これを行う際には通常総会の特別決議を経る必要があると標準管理規約に規定されている。

以上の理由から、最も不適切なものは3である。

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