1-12行政手続法に基づく意見の聴取に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

オリジナル1

問12 行政法 

行政手続法に基づく意見の聴取に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 行政手続法に基づく意見の聴取は、行政機関が行う不利益処分に対する透明性と公正性を保障するために設けられている。

2 行政機関は、聴取の対象となる意見が多岐にわたる場合、関連する事項についてのみ意見を求めることができる。

3 当事者は、聴取の期日に出席することなく、書面での意見提出を選択することが可能であり、この場合、口頭での意見表明は求められない。

4 行政手続法では、当事者が聴取に出席し、意見を述べた場合、その内容は必ずしも文書化される必要はなく、口頭でのやりとりのみで終結することがある。

問12 解答

正解 4 (難易度:A)

1.○ 正しい。行政手続法に基づく意見の聴取は、行政機関が行う不利益処分に対して、当事者が意見を述べる機会を保障し、手続の透明性と公正性を確保するために設けられています。

2.○ 正しい。行政機関は、意見の聴取において、対象となる意見が多岐にわたる場合、効率的な手続のために関連する事項についてのみ意見を求めることができます。これは手続の適切な運営を確保するための措置です。

3.○ 正しい。当事者は、聴取の期日に出席することなく、書面での意見提出を選択することができます。この場合、当事者は口頭での意見表明を求められることはありません。

4.× 解説:行政手続法では、当事者が聴取に出席し、意見を述べた場合、その内容は文書化される必要があります。これは、手続の透明性を保ち、後にその内容が確認できるようにするためです。口頭でのやりとりのみで終結することは、手続の記録として不適切です。

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