1-9日本の憲法における基本的人権の保障に関する次のア~エの記述のうち、妥当なものの組合せはどれか。

オリジナル1

問9 憲法

日本の憲法における基本的人権の保障に関する次のア~エの記述のうち、妥当なものの組合せはどれか。

ア.憲法は、何人も思想及び信教の自由を有すると保障しているが、この自由は絶対的なものであり、いかなる公共の福祉に基づく制限も許されない。

イ.憲法は、すべて国民が社会的及び経済的権利を享受する権利を有すると規定しており、これに基づき国は国民に対し最低限度の生活を保障する義務を負う。

ウ.憲法は、何人も生命、自由及び幸福追求の権利を侵されないと規定しているが、公共の福祉のためには一定の制限が許される。

エ.憲法は、何人も法の下の平等を保障されるが、性別に基づく合理的な差別は許されるとされている。

1 ア・イ
2 ア・エ
3 イ・ウ
4 ウ・エ
5 ア・ウ

問9 解答

正解 3 (難易度:B)

ア.× 思想及び信教の自由は憲法で保障されていますが、公共の福祉に基づく合理的な制限は許される場合があります。したがって、絶対的なものではありません。

イ.○ 正しい。憲法25条は、すべて国民が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障し、国及び地方公共団体に対し、これを保障するための義務を負わせています。

ウ.○ 正しい。憲法13条は、個人の尊厳と個人の自由及び幸福追求の権利を保障していますが、これは公共の福祉のためには一定の制限が許されると解されています。

エ.× 憲法14条は、すべての国民が法の下で平等であると保障しており、性別に基づく合理的な差別を許容する旨の規定はありません。性別に基づく差別は原則として許されません。

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