1-5公務員法に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

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問5 行政法

公務員法に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

1 公務員は、その職務の遂行にあたり、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。これを違反した場合、懲戒免職の対象となる可能性がある。

2 国家公務員は、職務上の命令に従わなければならないが、明らかに違法な命令については従う義務がない。ただし、その判断は各自の裁量に委ねられる。

3 地方公務員は、地方自治体の長の指示に従う義務があるが、その指示が地方自治法に反する場合は従わなくてもよい。ただし、その判断は地方自治体の長に委ねられる。

4 公務員は、政治的中立性を保持するために、選挙期間中の政治活動が制限される。特に、選挙の候補者への公然とした支持表明は禁止されている。

問5 解答

正解 4 (難易度 D)

1.× 公務員が職務上知り得た秘密を漏らした場合、懲戒免職の対象となるのは正しいが、これはすべての秘密情報に適用されるわけではなく、ある程度の裁量があります。特定の重要情報に限定される場合が多いです。

2.× 国家公務員は、明らかに違法な命令には従う義務がありませんが、その判断は個人の裁量ではなく、法律や規範に基づくべきです。違法な命令と認識した場合は、適切な手続きを踏む必要があります。

3.× 地方公務員も、地方自治体の長の指示が地方自治法に反する場合、従わなくてもよいとされていますが、その判断は地方自治体の長に委ねられるのではなく、法的な根拠に基づくものでなければなりません。

4.○ 公務員は政治的中立性を保持する必要があり、選挙期間中の政治活動は厳しく制限されています。特に、公務員が選挙の候補者への支持を公然と表明することは禁止されており、この記述は妥当です。

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