1-4憲法における表現の自由に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

オリジナル1

問4 憲法

憲法における表現の自由に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

1 憲法は、何人に対しても思想及び良心の自由を保障しているが、公共の福祉に反する表現はこの保障の範囲外であり、予め許可が必要とされる。

2 憲法は、表現の自由を保障しているが、名誉毀損やプライバシーの侵害など他人の権利を侵害する表現は、この保障の対象とならず、法律によって規制することができる。

3 憲法は、報道の自由を保障しているため、報道機関による情報収集はどのような方法でも許されるとされており、公共の福祉に反する行為も許される。

4 憲法は、表現の自由を保障しているが、公共の福祉に反する表現でも、事前に検閲することはできず、違法な表現に対しては事後に責任を問うことになる。

問4 解答

正解 2 (難易度:B)

1.× 憲法は思想及び良心の自由を保障していますが、公共の福祉に反する表現が予め許可が必要とされるという規定はありません。この記述は憲法21条の内容と矛盾します。

2.○ 正しい。憲法は表現の自由を保障していますが、他人の権利を侵害する表現については、名誉毀損法やプライバシー保護法などによって規制することができます。これは表現の自由が絶対ではなく、他人の権利や社会秩序との調和が求められるためです。

3.× 報道の自由は憲法で保障されていますが、情報収集の方法には法律による制限があります。公共の福祉に反する行為は許されず、適法な手段で情報収集を行う必要があります。

4.× 憲法は表現の自由を保障していますが、「公共の福祉に反する表現でも事前に検閲することはできない」という表現は誤解を招く可能性があります。事前検閲の禁止は原則ですが、例外として特定の場合には許される場合もあります。また、違法な表現に対しては事後に責任を問われることになります。

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